父親支援事業のご案内
「父親支援フォーラム」開催 ご参加ありがとうございました。
2024年5月8日(水)13:30〜15:30
全国から50名を超える参加をいただきました。
実際に育児休暇を取得した父親の体験談
父親を取り巻く現状
研究者、講演者とのパネルディスカッションなど
とても興味深い内容でした。
参加者アンケート
※自由記述抜粋
研究結果にも関心がありましたし、その後のパパの本音も共感できた。それらの実績を積み上げてのプログラム開発も素晴らしいと思います。昨年度「一人でも続ける」に何度も励まされた。
現在の父親の生の声を聞くことができました。父親支援の大切さを理解できた。
学術的な調査報告と男性当事者の意見という他では得にくい情報により、新しい視点とヒントを得られた。
山下教授のデータに基づいたお話と子育てしている父親から生の声が聴けたことで、今後の活動のヒントを得られた。
母親の支援にながく携わる中で、夫婦関係改善の課題を感じていた。やっぱり夫婦が協力しながら子育てをするのが基本ということがよくわかった。ママたちの満足度をアップさせるためには、パパを育児の主人公(ヒーロー)にできる支援を行なうことが近道だと気づいた。
関戸さんと秋葉さんのリアルな父親の意見がとても勉強になった。プレイワーカーとしても、意識して親同士のつながり作りや輪を作る環境設定を行っていることに驚いたと同時にそういった気遣いがあるから良い場が作れるのだと感じた。
質問の中に、産後の夫婦の離婚の危機へのアドバイスがお聞きしたいという内容があり、坂本さんから、老後を見据えた支援者の励まし、参考になった。
山下先生の講義は学び深かった。様々な家族形態があるなか、やはり夫婦の関係性が安定した子育てにつながるのだなと感じた。反面、シングルで子育てをしている親にはどのような支援が必要なのか(関係性を築けない夫婦にも)も課題が残った。
場づくりの大切さ(無理せずつながる、選択できる、選択を躊躇する方の背中をさりげなく押す、父親の得意とする”遊び”を介する)を改めて確認できた。また、「せっかく子育てを始めた父親を孤独にしない」ためには何ができるのか、スタッフ皆と共有して考えていこうと思います。育児をする父親を過度に持ち上げるのではなく、自然と励ますことを意識していきたい。
父親支援者のための勉強会〜入門編 〜 ご参加ありがとうございました。
2023年2月21日(水)10:30〜12:00
全国から26名の方が参加いただき、
申込時や当日のご質問にお答えしながら進行いたしました。
参加者アンケート
父親支援に関する研修は少ないので、参加できて良かったです。
市町村保健センターなどにて保健師が母子保健として育児支援の教室などを企画実施していますが、その企画の際には、子どもの基本的人権、親性脳など育児を子どもの視点からみた基本的な考え方を踏襲することが必要であると感じました。
母親への支援は多くあるのですが、まだまだ父親への支援は母親に比べると少ないのかな…と感じていました。良い距離感を保ちつつ父親への支援をしていけたらと思いました。
坂本代表が資料内容を深く掘り下げて父親支援について語ってくださり、とても分かりやすく理解できました。特に母親が経験があるからと前に出がちで、それが父親の出番を奪っていることもあるとおっしゃっていたことに衝撃を受けました。
全体を通してとても勉強になり、参加させていただき誠に感謝いたします。そのつもりは全くなかったのですが、いかに自分が固定概念にとらわれていたか気づかされました。子育ては父と母、二人でやるもので、母親だけ支援していては、二分の一…。子育て真っ盛りの時期に、主人と二人で聞きたかった内容でした。
当施設は、預かりのみの施設で、送り迎えでお父さんが来られることはありましたが、今まで父親を意識した関わり方はしていなかったなと
感じます。お父さんを迎える際に気を付けることなど、研修でお聞きした話を参考に、父親を意識した関わり方をしていければと思います。
1不満 ←→ 満足5
父親支援者のための勉強会〜入門編 2022〜 ご参加ありがとうございました。
2022年8月31日(水)13:30〜15:00
全国各地から55名の申込みいただき、開催いたしました。
申込時にたくさんのご質問をいただき、それに対する回答をしながら進行いたしました。
参加者アンケート
内容が実践的で、明日からひろばでも活用できることばかりでした。大変役に立ちました。父親支援についての基本的考え方も学べました。
女だから、社会的に、等々、知らず知らずのうちに溜め込んだ言い訳にしっかり気付かされた思い。自分こそ時代の変化に抗いたいような気持ちでいた事にも気づいた。が、そんなのは、子どもたちのためには、なんの役にも立たないとはっきりした。パパじゃなくて、ママじゃなくて、子どもたちのために、パパもママも大切と思えた。
支援者は「父親の重要性を理解し、意識の転換や意識づけが必要であること。」のことばが印象的でした。職員間のスキルアップ、ブラッシュアップがより必要だと感じ、意識づけを実践していきたいと思います。また父親への役割や重要性を具体的に伝えていく事も興味深く聞きました。早速ひろばの環境整備を見直します。毎回、具体的な実践例も知ることができ参考にさせていただいております。
母親だけの育児支援では1/2の支援という言葉が残りました。子育ては父と母だけではなく、子育てする親はもちろん、その親を取り巻く祖父母、企業や自治体も重要な要素で、理解し支援する輪が広がればいいな、広がるような活動をしなければと思いました。子の育ちにとって大切なことはどこか、現代で子育てすることでの母や父の気持ちや大変さに寄り添いながら、家族の中だけに子育ての悩みや負担がかかりすぎないよう地域で子育て家族を支え合えるように活動したいと思いました。
両親学級に携わったさわこともありますが、おっしゃるように沐浴の体験や赤ちゃんのお世話の仕方などが中心でした。お父さんの役割について考え直すきっかけになりました。父親、母親、という呼び方に、なんとなく性別を感じてモヤモヤすることがありましたが、「親が2人いることは子どもにとってセーフティネット」というお言葉にスッキリしました。これから、同性のカップルやシングルの親御さんにお会いする機会があっても、違う視点で支援に向かえるかも、と思いました。親性脳のお話しも興味深かったです。
うちの支援センターでも昨年度より、「Saturdayパパ」の日と題して、月1第4土曜という設定で、パパ限定利用日を設けました。先日は15組のパパが利用されましたが、「ママの時間」を作るという目的の方が多いようでした。基本は2時間半フリーで過ごしてもらうのですが、10分~15分程度サプライズで毎回スタッフによるプレイタイムも用意しています。今回、父親の育児の経験が「親性脳」の獲得につながるというお話を聞き、パパに経験を積んでもらえる場面を支援者が意識して設定することが重要だと感じました。
1不満 ←→ 満足5
「父親支援Kick-off Forum 2022」ご参加ありがとうございました。
2022年5月11日(水)13:30〜16:30
全国各地から申込みいただき、開催いたしました。
当日は第一部・第二部を設け、第一部は父親支援先進国のカナダからTim PaquetteさんとBrian Russell さんのインタビュー動画、その動画を受けて、日本の父親支援に携わる新澤拓治さん(社会福祉法人雲柱者)と坂本純子による対談を行いました。
第二部は竹原健二さん(国立成育医療研究センター研究所)より「日本の父親支援の現状」をレクチャーいただき、広岡守穗さん(中央大学)より「人生100年時代の『父親』」と題してお話しいただいた後、竹原さん、広岡さん、坂本の鼎談を行いました。
さまざまな角度からのご意見をいただきとても実りのあるフォーラムとなりました。
参加者の方々からは、「先進的なカナダの父親支援の情報と、実際日本で父親である(あった)方たちのリアルな声と共に、多くの学びと気付きがあった」と感想をいただいております。
今問われている『父親支援力』を、今後も様々な形で知見・経験・思考を共有し、発信していきたいと考えております。
【参加者アンケート】(自由記述:抜粋)
これまでの支援や研究から父親が抜け落ちがちであることがずっと気になっていました。今日の講演ではたくさんの学びがありました。診療の場面では、夫婦でいらしていても、お父さんは荷物を持ってお母さんの3歩後ろに侍従のように控えていることがほとんどです。お父さんたちにも育児にもっと自信をもって楽しんで頂けるように努力したいと思います。
父親を取り巻く社会的な現状や、支援を続けてきたカナダのプロセス、1人の人として父親を見ることなど、とても参考になりました。
最近ひろばにも育休中のお父さんが遊びに来てくださることが増えました。もっとじっくりとお話をお聞きしたいと思います。ひろばの方で「パパのための子育て講座」を年に数回行っていて、とても喜ばれています。お父さんも学びたいんだなあ、孤独なんだなあと思っていたところだったので、今回のお話は共感できることがたくさんありました。
子育て支援拠点で父親向けのサロンを担当していますが、ひろばの中から見える範囲で取り組んでおり、今回、研修を受けて視野がとても広がった気持ちがしました。お母さんの声から聞こえる父親を変えていくという視点になりがちになっていたなぁと反省につながりました。
「MDM日本語版を使用した勉強会」
3月4日(金)・1月19日(水) 開催 しました
父親支援の先進国カナダの父親支援者のバイブルであり、マニュアルであり、専門家養成のトレーニングのテキストとなっているDad Central の「My Dad Matters」の日本語版を使用した勉強会を開催します。
本場カナダでも、トレーニングを受けなければ入手できないテキストで、日本語版の提供は本法人のみとなっております。「MDM 日本語版」の解説や、実践方法などをレクチャーいたします。これから父親支援を担当する方や、スキルアップを目指す方や、父親支援事業に興味のある方など、どなたにもわかりやすい内容でお届けしますので、ぜひご参加ください。
開催いたしました。 たくさんのご参加ありがとうございました。
「父親支援者のための勉強会〜入門編〜」 2021年12月15日(水) 13:30〜15:30
申込開始後すぐに定員に達したため、枠を広げて申込受け入れをしたところ、全国から172名の申込がありました!
当日は137名の方にご参加いたただき、
種智院大学人文学部社会福祉学科 近棟健二教授から
「父親を取り巻く現状と地域における支援について」のレクチャー、
当法人代表理事 坂本純子から「知っておきたい、父親支援の基本」の話、
「父親支援のためのプログラムと実践をめぐって」と題しての近棟教授と坂本の対談を行いました。
参加者多数のため、質問・感想はチャットで受付しましたが、「リアルタイムで質問の回答をしていただきスピーディーで良かった」という感想もいただきました。
参加者アンケート
(自由記述:抜粋)
父へのアプローチについて勉強になりました。母にも父の気持ちを知ってもらうということは重要であると感じています。講座等を通して誰かに間接的に伝えてもらうのもひとつだとわかりました。個別支援についての話をもう少し聞きたかった。
父親支援について具体的な話を聞いたのが初めてでしたので、とても勉強になりました。学んだことを、参考に事業に取り入れていきたいと思います。案内にありました、研修についてもとても興味を持っています。ありがとうございました。
パパは真面目なのか会を開催しても反応が乏しく、参加される方が少ない時もあり、開催することに自信を無くしつつありました。でも今日のお話を聞いて、参加人数は気にせず、1組でも参加希望者がいる限り需要はあるのだと思い続けていたいと思いました。本当に難しい分野ではありますが、子どもたちの未来が豊かなものになるようこれからも精進してまいりたいと思いました。
参加者同士が属性ごとに経験談などを小グループにて交流できる時間があると、より学びが深まると思いました。
どうしても父親向け講座やプログラムを企画、運営すると集客の難しさを感じますが、世の中を変えて行くのだから、難しくて当たり前、トライアルだという認識で、という坂本さんのお言葉が心に残りました。また、カナダの方の参加人数が少ない事を嘆かない、1人でも2人でも参加する人が居ればニーズがある、という言葉も、新しいパパ支援事業をする時の励みになります!現在、土曜日のパパ向けイベントには比較的多くのパパが来てくれますが、これも地道に15年続け、定着したからなのかも、と嬉しくなりました。実践的な、とても参考になるお話をありがとうございました。
新しいことに取り組むことがとても難しい行政ですが、子育ての現状と未来を考えて父親支援はとても重要だと感じています。今日の勉強会でさらにその思いは強くなりました。実績がないと予算も付かない体制に負けず、今できる努力をして、市民のニーズに合った支援をしていきたいと思います。
開催いたしました。 たくさんのご参加ありがとうございました。
「カナダに学ぶ日本の父親支援オンライン・フォーラム2021」9月13日(月) 13:30〜15:30
全国各地から定員を超える83名のお申込をいただき、開催することができました。
大阪教育大学の小崎 恭弘氏から「日本における父親支援の現状」をレクチャーいただいた他、当法人代表理事の坂本から「カナダ父親支援のバイブルMY Dad Matters に学ぶ」、小崎氏と坂本で「これからの日本の父親支援を考える」 について参加者からの質疑応答を交えながら対談しました。
参加者アンケート
(自由記述:抜粋)
育休を取っただけで満足して実際何をどう協力すれば良いか分からずゲームをしているパパがいます。一気にパパへの愛情も薄れその方は即ヘルパーを雇ったようです。パパの意識・知識・技術の教育が大切という意見に同意いたします。それに加えママのパパへの伝え方(雰囲気で察してでなく)をも教育してほしいと感じました。特に男性脳と女性脳の違いの事などなど
拠点事業のほかに、NPOとして男女共同参画にもかかわっています。父親支援、母親支援、子育て支援、そこだけにフォーカスするのではなく、その社会的背景を理解し、社会構造を変えていこうとするムーブメントが両輪にないと、なかなか進まないと感じています。それぞれの人が幸せになるための男女共同参画であり、その幸せが次世代に受け継がれるものになってほしいと思っています。「一緒に暮らしている人への思いやり」「ライフデザイン」「多様な大人モデル」「家庭科の目的」「利他的になれる人とのつながりモデル」「男性が市民になっていない」等々、ほかにもたくさんキーワードたくさんいただきました。
具体的には、パパママが親としてのスタートラインに立つ前に、プレパパママプログラムとして両方に聞いてもらえるような、 パパママが対等にパートナーシップをもってイメージを共有 していけるようなことができたらいいなあと思いました。そして、教育分野と連携できるのは本当に理想です。我が市では、行政上のそこの分断がものすごくあるので、どんなアプローチができるかわかりませんが…
小崎先生と坂本さんの対談及び質疑応答でお話しされていたことにうなずきっぱなしでした。支援センターにて、父親支援の講座なども行っており、遊ぶ、作るを柱に、父親同士のネットワーク作りをするような講座なども検討していました。今まで、そしてこれからの支援の形としては間違いではないことがわかり、自身がつきました。「今の父親を変えようとしてももうムリ」という言葉に大きくうなずきながら、父親だけでなく、母親の意識(自分が育児家事を担わなくてはいけないなど)の変化が大事であることも改めて感じました。教育の中で少しずつ子育て支援分野についても学んできているわが子たちの話を思い出しながら、今後はもっと教育面からもアプローチしていってほしいと切に願います。 本日は深い学びの時間をありがとうございました。
とても楽しかったです。坂本さん、小崎先生のお話しは同意、納得、発見の嵐でした。小学生と中学生、男子2人を育てる母親としての責任を感じるとともに、夫婦の関係が子育てに影響しているのだと、耳の痛いところもありました。うちの子育て方法はちょっと「普通じゃない」と言われる部分もあるのですが、おおよそ間違ってはいない、ということが分かり嬉しかったです。書籍の購入に関しては会社で検討いたします、またご連絡させてください。弊社は「孤独なお母さんをつくらない」「安心して笑顔で妊娠、出産、子育てができる日本社会にする」というミッションがあります。機会がありましたら小崎先生にご意見交換の場をいただきたいなと思いました。
開催いたしました。 たくさんのご参加ありがとうございました。
「父親支援者の集い」2021年6月1日(火) 15:00〜17:00
ー父の日を前にお父さん支援を考えようー 地域子育て支援拠点等、父親支援担当者の集い
全国各地から61名の方からお申し込みをいただき、賑やかに開催することができました。
立命館大学産業社会学部 筒井淳也教授から「父親を取り巻く最新情報」をレクチャーをいただいた他、当法人代表 坂本から「父親支援 先進国カナダの最新情報」を提供いたしました。
参加者アンケート
(自由記述:抜粋)
初めてのzoom研修で不安でしたが、父親支援は、日本だけの問題ではなく、海外でも重要な問題だと知りました。これからも、広い視野で、学んでいけたらと思います。
ご紹介いただいた講座等に参加してくださるようなパパ・ママは、意欲が(経済力)高いため、求めるならいくらでも知識や技術を得ることができると思います。しかし、行政として介入したいようなケースには、こういった講座や広場には一切参加してくれず、関心もない家庭が多いように思います。そういった家庭への対応方法や事例紹介、より具体的で即実践につながるような情報を提供いただきたかったなと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
本日はありがとうございました。私の勤務する児童館でも、母親の子育て支援とともに、父親の子育て支援の企画を増やしていこうと考えております。いろいろと参考になりました。今後とも、よろしくお願い致します。本日の坂本純子さんのお話で、Dad Centralのカナダ父親向けポスター(日本語版)21の言葉がとても良かったので、私の勤務する児童館で掲示することは可能でしょうか。
コロナ禍での妊娠出産を経験した親子の支援が、今まで以上に大切だと考えて今回参加しました。「父親としての目覚めが遅い」、「置いてきぼりのパパ」がいる事実を実感しています。ブレイクアウトセッションでは、名古屋・福井の方と繋がり講座やイベントの開催についてお話を聞くことができ、参考になりました。支援ツールの導入研修も受けてみたいと個人的に思いました。ありがとうございました。
カナダと日本は基本的に文化が異なると思えました。日本のお父さんについて情報が欲しいと思いました。人間は性格特性と環境と経済力かと思います。豊かな子育てを行うためには格差があると思います。